オイル仕上げの製品はこまめなメンテナンスで長持ちします!
オイルフィニッシュ製品のメンテナンス手順
オイルを塗る前に、木に水分が残っていると浸透を妨げてしまうので、しっかりと乾かしてから行ってください。
1.オイルを布に浸み込ませ、製品の表面全体によく塗り込む。(塗り残しがないように)
2.10分程経過したら、新しい布で余分な油分を拭き取る。
3.風通しのよい日陰で丸一日(24時間)以上乾かす。
※【注意】オイルの浸み込んだ布は自然燃焼の恐れがあるので、すぐに十分に水に浸してから処分して下さい。
※表面がザラついてきたら、オイルを塗る前に#400 程度のサンドペーパーで磨いて、粉をよく落としておく。
※製品によりますが、家具などは半年~一年に一回程度のメンテナンスを、食器などのよく洗うものは月一回程度行っていただくと長持ちします。
当店の製品は植物油・植物ワックスベースの自然塗料を使用しています。ご家庭でのメンテナンスオイルとして《アマニオイル、エゴマ油、くるみ油、ひまわり油 など》の乾性油をおすすめしています。
※塗る面積の多い、家具などのオイルフィニッシュ製品に関しましては、当店が使用しているオイルをお分けすることも出来ます。(有料となります)気になった方はお問合せ下さい。
オイル製品について
木の表面に塗膜を作らないオイルフィニッシュは、木の調湿作用を妨げません。それはメリットでもあり、デメリットでもあります。
メリットとしては少しの凹みなら、水を含ませたコットンを凹んだ個所にピンポイントで乗せ、時間をおくと凹みが少し膨らんで目立ちにくくなります。デメリットとしては湿度や気温の変化によって、反りやヒビ割れが起こる可能性があることです。オイルフィニッシュのメリット・デメリットを理解したうえでお使い頂ければと思います。
メリット
・塗膜がないので剥がれる心配がない。
・木そのものの手触りを感じられる。
・経年変化が楽しめる。
・業者に頼まなくても自分でメンテナンスできる。
デメリット
・摩擦やキズに弱い。
・色落ちしやすい。
・水と熱に弱く、焦げや水の輪ジミが残りやすい。
・乾かし方が悪いとカビが発生しやすい
特に気になることが多いのがコップやお皿などの輪ジミのようです。食器のオイルフィニッシュ製品の場合はカビなどにも注意が必要です。水洗いを頻繁にする食器やカッティングボードなどはこまめなメンテナンスをしましょう。
木製品すべてに言えることですが、湯水へのつけ置きは避け、柔らかいスポンジなどでやさしく洗い、乾いた布で水気を拭きとったら風通しの良い日陰で乾かしてください。
特にオイルフィニッシ製の食器は汚れや水に弱いので使い終わったらなるべく早く洗ってしまいましょう。洗剤を使うと油分が抜けやすくなりますので、汚れがひどくなければ水洗いだけでも大丈夫かと思います。
オイル仕上げの特性を知って、長く愛用していただければと思います。