山源木工について

初代石沢源太郎が大正10年、この地「秋山郷」に山源木工を創設。以来100年親子四代に渡り自然木を素材とした木工品を製作しています。
スタッフは、三代目に加え、秋山郷で長く暮らし木の自然美を熟知した地元の方々と共に伝統工芸を守り続けています。

三代目 石沢 哲 (いしざわ ひとし)


昭和26年11月10日、津南町大赤沢生。
堀之内職業訓練所 建築科卒業。卒業後家業の木工場へ。

在学中に木の魅力に取り付かれ家業の大事さを痛感し、すぐに父親に弟子入りしました。木の持つ自然の美しさをいかに上手く生かすかが難しい所ですね。そのカンを親父に叩き込まれました。
ヒビは、本当に厄介ですね!丹念にクサビで埋めるしかないんです。空気が乾くと出てきてしまうので、梅雨時の作業には特に気を使いますね。湿気がすごくてヒビが全然見えなくて、気候が変わると隠れていたヒビが出てきてしまいます。
未だに日々考えているのが、塗装ですね。これも苦労の連続です!塗料が木にしみ込んでしまい、表面が平にならないんです。ありとあらゆる塗料を試し、外国製の塗料も使ってみました。今は、ていねいに何度も塗ると言う事で良い製品が出来ています。
はじめは、失敗の連続で大変だけど、おもしろくってたまらなかったですよ(笑)
材木選びは私が一手に引き受けています。製品についての御相談はお任せ下さい。